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びん
瓶 |
1)かめ。もたい。液体を入れる、口の小さい器。「花瓶」「瓶詰」
2)湯や茶を沸かす器。 |
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主として液体を保持するためにつくられた容器。化学的に不活性な材質が用いられる。
瓶にはガラス製とプラスチック製、陶磁器製などがあり、プラスチック瓶はまだ歴史が浅いが、急激に利用が伸びており、用途によってはガラス瓶に置き換わりつつある。また、陶磁器製は美術工芸品としての用途がおもなものになっている。 |
(かめ)
甕・瓶: |
1)液体を入れる深型の陶製容器。crock
2)酒を杯につぐ器。徳利。
3)花をいける器。花瓶。vase |
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口が大きく底の深い陶磁器の容器で、古くは酒・しょうゆなど、後世は広く水を入れる容器として用いられた。普通、甕より口の小さい小形のものを壺という。
ただし、考古学では、形の大小にかかわらず深くて口の大きな深鉢形土器を甕とする。甕は人類がつくった最初の土器とみられ、北方ユーラシアの漁猟民族の間では、尖底(せんてい)・円底の甕が広く分布し、煮炊き用の容器として、そのまま炉にかけて、鍋・釜に利用された。
日本でも縄文式土器は最初から深鉢形土器の甕が中心で、初め尖底・円底で、のちに平底ができた。現在では、ガラス、ほうろう、鉄器などの発達によって、甕の使用はほとんどみられなくなっている。 |
(もたい)
瓮・甕: |
五斗(≒90g)入りくらいの中型のかめ。
酒を醸カモしたり、酒・醤ヒシ・酢などの貯蔵、穀物やその種入れ、水入れなどに用いた。 |
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資料: 講談社版:日本語大辞典、小学館版『日本大百科全書』ポケット版 |