サンジュウサンゲンドウ
三十三間堂

  蓮華王院(れんげおういん)の本堂。本尊は千手観音。蓮華王院は天台宗に属し、天台三門跡の一つである妙法院が管理しています。後白河法皇の発願により長寛2(1164)年に平清盛が造進。
湛慶らの作になる1001体の千手観音像、風神・雷神像、二十八部衆などの彫刻があります、南北に125mある御堂内の柱の間数が33あることに由来してこの名があります。
京都府京都市東山区三十三間堂廻(まわり)町
04.08.17裕・追記
ごしらかわてんのう
後白河天皇
(1127-1192)
第77代天皇(在位 1155-1158)。名は雅仁。鳥羽天皇の第四皇子。即位の際、崇徳上皇と対立、保元の乱を生じた。二条天皇に譲位後、五代にわたって院政をおこない、平氏政権から鎌倉幕府権力の確立に至る変革期にあって朝廷権威の存続を巧みにはかった。
1169(嘉応元)年出家して法皇となり、造寺・造仏に尽くした。また、今様(いまよう)を好み「梁塵秘抄(りようじんひしよう)」を撰した。
たんけい
湛慶

(1173-1256)
鎌倉時代の仏師。運慶の子。
洗練された温和な作風をもち、三十三間堂の千手観音、雪蹊寺の毘沙門天三尊などを造った。



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