|
田沢湖の北岸にあり、岩の上の赤い鳥居が藍色の水面に映えて鮮やかです。
伝説の美女「辰子姫」を祭る社で、小さな拝殿と本殿がある。附近は御座石とよばれる岩礁地帯で、名勝地になっています。 |
秋田県 仙北郡西木村 |
田沢湖の友を訪ねたました。その時に立ち寄った御座石神社だったのです、昭和48(1973)年もう昔々の事になりました。銀塩カメラなどで撮影していませんでしたが、絵馬を収集している事で購入していました。 |
2010年12月16日新聞をみているとクニマス約70年ぶり生息確認とありましたので、この頁で国鱒を調べた時に絶滅という事を知りましたので、大ニュースだと思い、追記しました。 |
10.12.19追記 04.08.02裕・編集掲載 |
|
|
 |
「辰子姫伝説」の要約 |
安倍三之丞の娘・辰子は、美貌のままいつまでもいたいと大蔵山観音へお百度参りをおこない、観音のお告げで永遠の美が保てるという泉の水を知り、その水をむさぼり飲んだとたんに天変地異が起こり、紺碧の湖が出現し、辰子は龍に変身して湖面へと消えてしまう。
それを聞いた母親が悲しみ、持っていたたいまつをこの湖に投げたところ、それが魚になって泳ぎだしたその魚が「クニマス」だったと・・・・
くにます
国鱒 |
サケ目の淡水魚。
ベニザケやヒメマスの近縁種。体は暗黒色で、体やひれに斑点は無い。
田沢湖に生息したが、開発による酸性河川水の流入により1950(昭和25)年頃絶滅。 |
|
|
|
2010年12月16日新聞をみているとクニマス約70年ぶり生息確認とありました。 |
環境省のレッドリストで「絶滅」扱いになっている日本固有の魚クニマスが、山梨県内の湖で生き残っていたことが、京都大学の中坊徹次教授らのグループの調査で分かった。
生息の確認は約70年ぶり。国のレッドリストで絶滅種に指定された魚が再発見されたのは初めて。環境省は今後、レッドリストの記述を見直す方針だ。
クニマスはもともと、秋田県の田沢湖にのみ生息する固有種で、成長すると全長30cmほどになる淡水魚。食用魚として漁業の対象にもなっていた。だが、1940年以降、発電などのための導水工事で田沢湖に酸性の水が入り、まもなく死滅。地球上から姿を消したと考えられていた。
クニマスの生息が確認されたのは富士山に近い山梨県の富士五湖の一つ、西湖(さいこ)。今(2010)年3月から4月にかけて西湖で地元漁協が捕獲した通称「クロマス」と呼ばれる魚9匹を中坊教授らが分析した。
全体に黒っぽい体色だけでなく、エラの構造や消化器官の形などがいずれもクニマスと一致した。1〜3月に産卵するという生態も、過去に記録されていたクニマスの生態と同じだった。また、遺伝子解析の結果、西湖に生息するヒメマスと異なり、ヒメマスと交雑したものでないことが裏付けられた。近く、クニマスの生息確認を報告する論文が、学術専門誌に掲載される見通しだ。
中坊教授が今年2月、研究者としての好奇心もあり、旧知でテレビなどで活躍する東京海洋大学客員准教授のさかなクンに、生き生きとしたクニマスの姿を絵で再現するよう頼んだのがきっかけだった。さかなクンが絵の参考にと近縁種のヒメマスを西湖から取り寄せると、黒一色の魚が届いた。
田沢湖で絶滅する5年ほど前、放流用にクニマスの卵が10万粒、西湖に運ばれた記録がある。このとき放流されたものが繁殖を繰り返し、命をつないできたとみられる。
|
|