鎌倉大仏 コウトクイン
高徳院

  本尊の金銅阿弥陀如来の巨像により、「鎌倉大仏」「長谷の大仏」として有名な、浄土宗のお寺です。開基は不詳。1195(建久6)年源頼朝は東大寺供養に参列していますが、「大仏縁起」によると、このときに頼朝は鎌倉大仏建立を誓願したと伝えられています。大仏殿は僧浄光の勧進により営造が計画され、暦仁元(1238)年3月に営造の儀が行われました。当初の大仏は木造でした。大仏殿は寛元元(1243)年6月に完成。現在の金銅仏は建長4(1252)年8月に鋳造を開始ししましたが、完成時は不明です。明応7(1498)年の大地震と水害以降、荒廃の一途をたどりましが、正徳2(1712)年増上寺の祐天僧正がこれを再興、高徳院とし、以後浄土宗となりました。元文4(1739)年開眼供養を行いました。現在は露座仏の周りに鉄筋の回廊、書院があります。大仏は昭和33(1958)年に国宝に指定されました。
神奈川県鎌倉市長谷4丁目
04.08.02裕・追記
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