スギモトデラ
杉本寺

  杉本寺は大蔵(おおくら)山杉本寺観音院と号し、天台宗のお寺で、本尊は十一面観音菩薩三体です。大蔵観音、杉本観音ともいわれています。坂東三十三観音第一番札所。鎌倉最古のお寺です。
天平6(734)年行基が創建し、慈覚大師円仁が中興したと伝えられています。文治5(1189)年火災にあい、別当浄台坊は火中に入り本尊を取り出したが、衣をわずかに焦がしただけで火傷もしなかったといいいます。またこのとき、本尊がひとりで庭内の杉の根本に避難したので、杉本というとも伝えられているそうです。源頼朝・実朝(さねとも)が参詣し、たびたび厚い保護を加えていたそうです。
神奈川県鎌倉市二階堂903
04.08.01裕・追記
ぎょうき
行基
(668-749)
奈良時代の僧。和泉の人。俗姓、高志氏。
道昭・義淵らに法相
(ほつそう)教学を学ぶ。のち諸国をめぐり、架橋・築堤など社会事業を行い、民衆を教化し行基菩薩と敬われた。その活動が僧尼令に反するとして弾圧されたが、やがて聖武天皇の帰依を受け、東大寺・国分寺の造営に尽力し、大僧正に任ぜられ、また大菩薩の号を賜った。
てんだいしゅう
天台宗
日本八宗・中国十三宗の一。インドの竜樹に始まり、北斉の慧文(えもん)・慧思(えし)を経て隋の智(ちぎ)により大成された大乗仏教の一宗派。
法華経を所依とし、止観の実践に基づき、中道・実相の世界を説く。日本へは奈良時代に唐の僧鑑真が初めて伝えたが定着せず、平安初期に入唐した最澄が比叡山に寺院を建て宣教して以後、大いに広まり、次第に密教色を深めていった。
のち山門派と寺門派に分裂し、さらに下って真盛派も生まれた。天台法華宗。法華宗。止観宗。天台円宗。台密。



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