(観光用) むろう絵馬
ムロウジ
室生寺
  真言宗室生寺派の大本山(もと真言宗豊山派)。室生山悉知(しっち)院といい、本尊は釈迦如来立像。
天武10(681)年に天武天皇の勅願で役小角が開創したと伝わっています。奈良末期から平安初期にかけて興福寺の賢憬(けんけい)が堂宇を建立したといわれ、当時、祈雨の神の室生竜穴神の別当神宮寺でありました。天長年間(824〜834)空海によって諸堂塔が再興されました。江戸時代に将軍徳川綱吉の帰依があり、護国院の隆光が再興しました。女人禁制の高野山に対し、女性の参詣を許したので女人(によにん)高野と称されました。1998(平成10)年の台風で大きく損壊しましたが、修復されています。
奈良県宇陀(うだ)郡室生村室生
04.08.02裕・追記
むろう絵馬  五重塔・室生寺
しんごんしゅう
真言宗
仏教の一宗派。平安初期入唐した空海が恵果から密教を受けて帰国、開宗した。
金剛峰寺・東寺を根本道場とし、修法と門弟の教育などを行なった。主に大日経・金剛頂経に基づき大日如来の悟りの世界を直接明らかにしようとするもので、即身成仏を説く。加持祈祷を行なって平安時代の貴族の間に浸透。13世紀末に古義と新義に分裂した。真言陀羅尼宗。秘密宗。曼荼羅宗。東密。
しんぎ
新義真言宗
空海を高祖とし、覚鑁(かくばん)を宗祖とする真言宗の一系統。
本地身説法を説く高野山の教学(古義)に対し、加持身説法などの新義を唱えたもの。覚鑁が開いた大伝法院根来寺を中心としていたが、のちに智山(京都智積院)・豊山(大和長谷寺)二派が分派成立。新義派。
ぶざんは
豊山派
新義真言宗の一派。派祖、専誉。奈良県桜井市の長谷寺を総本山とする。1900(明治33)年一派として独立。
こぎ
古義真言宗
真言宗の一派。
覚鑁(かくばん)が加持身説を説いて根来寺に分立した新義真言宗に対して、従来の教理・本地身説を説くもの。
高野山を中心とし、古義八派といわれたが、現在は各派に分裂。古義派。古義。



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