ハンニャジ
般若寺

  654年孝徳天皇(597?-654:日本書紀で第36代天皇;在位 645-654)の病気全快を祈願して蘇我日向の創建といわれています。
現在は再建された、鎌倉時代建造の本瓦葺きの楼門〔国宝〕・本堂・十三重石塔〔重文〕が残っています。山号は法性山で真言律宗のお寺です。
奈良市般若寺町221
花の寺と云われ、四月の山吹、六月のアジサイ、十月のコスモスが美しいと云われてていますが、8月の花のない時期に訪れました、わたしは昔々のことでした。
04.08.08裕・追記編集
しんごん-りっしゅう
真言律宗
鎌倉時代の初め、叡尊が興した真言系の律宗。
奈良の西大寺が本山。1895(明治28)年一宗として独立。
えいぞん
叡尊(睿尊)
(1201-1290)
鎌倉中期の律宗の僧。大和の人。字(あざな)は思円、諡(おくりな)は興正菩薩。
はじめ密教を学び、のち戒律復興を志し奈良西大寺を復興。蒙古襲来の時、敵国降伏を祈願して神風を起こしたと伝えられる。貧民救済などの社会事業を行い、また殺生禁断を勧めた。
りっしゅう
律宗
中国で興った仏教の一宗。
戒律(とくに四分律)をよりどころとし、受戒を成仏の要因とする。日本へは754年唐僧鑑真によって伝えられた。南都六宗の一。本山は唐招提寺。戒律宗。
しぶんりつ
四分律
〔「しぶりつ」とも〕部派仏教の法蔵部の律。
漢訳は後秦の仏陀耶舎訳で、六十巻。四部から成り、律の代表的な教典。別称、曇無徳(どんむとく)律。
しんごん
真言
(1)〔梵 mantra〕密教で、仏・菩薩の誓いや教え・功徳などを秘めているとする呪文的な語句。原語を音写して用いる。語句の多いものを陀羅尼、数語からなるものを真言、一、二字のものを種子と区別することもある。呪。神呪。密呪。
(2)「真言宗」の略。
だらに
陀羅尼
〔梵 総持・能持と訳す〕教えの精髄を凝縮させて含んでいるとされる言葉。
教えの真理を記憶させる力、行者を守る力、神通力を与える力があるとされる呪文。訳経において意訳せず、梵語音写のまま唱える。主として長文のものをいう。大咒(だいしゆ)。
しゅうじ
種子
仏〕 唯識(ゆいしき)で、人間の心の根元である阿頼耶識の中にあって、あらゆる現象を生じさせる原因。
あらやしき
阿頼耶識
仏〕 知覚や認識・推論・自己意識などの諸意識の根底にある意識。すべての心の働きの源となるもの。唯識思想の八識の第八。阿頼耶識を煩悩(ぼんのう)をもつとするか、真如とするかは説によって分かれる。阿梨耶識(ありやしき)。頼耶。頼耶識。蔵識。無没識(むもつしき)。



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