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広島県廿日市市宮島町に鎮座。古くは伊都伎嶋(いつきしま)神社とも記し、また厳島大明神とも称した。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)を祀る。
古代には宮島そのものが神とされ、人も住むことを許されない神聖な島とされた。社殿が海水のさしひき(干満)する所に建てられているのもそのためである。宮島には中世以降人家が建てられたが、耕作をしない、死者を埋葬しない風習は現在も守られている。本社(本殿、幣殿、拝殿、祓殿
のほか、摂社客神社(本殿、幣殿、拝殿、祓殿)、回廊は国宝建造物で、平清盛造営当時の規模をよく伝えている。そのほか、大鳥居(1875再建)、五重塔、能舞台など多くの国指定重要文化財がある。また社宝には、平家納経1具、法華経30巻、彩絵檜扇(ひおうぎ)などの国宝や、鎧、太刀など、国指定重要文化財を多く蔵している。
旧・官幣中社。現・別表神社。安藝の國一の宮。 |
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1991年9月の台風19号では神社、能舞台などの建物が創建以来の大被害を受けた。最近は高潮の影響で回廊が水没する事で拝観停止になったりしています。 |
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更に2004(平成16)年9月7日の台風18号では国宝・左楽房が倒壊するなどの大被害を受けました。 |
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広島県廿日市市(旧・佐伯郡)宮島町1-1
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08.01.03更新 02.01.08 裕・記編集 |